

二冊目の訳本を出版しました。 古代から今日までの精神的な病の治療の歴史が書かれています。狂気とは、通常社会に相容れない他者の意があります。
フランス・アナール派的な多岐分野からの実証的検討を行い、文化的哲学的観点のみならず、政治的財政的な視点は新しいものがある。また狂気の歴史は医学的病気であると共に社会による差異化の歴史でもあって、後者の意味で狂気は常にこちらら側にある、と主張してなくはない(尤も、それは著者ケテルが本書の実証的検討で批判を加えたミッシェル・フーコーがなしたことであるが。令和6年11月)。
狂気の歴史 古代から今日まで クロード・ケテル著 高内 茂、大原一幸 訳 時空出版(2024)

訳本を出版しました。 精神医学の心理学的(精神病理学的)側面がよく書かれています。
精神病理学の歴史 精神医学の大いなる流れ エルヴェ・ボーシェーヌ著 大原一幸/高内 茂・訳 星和書店 (2014)お知らせ
当院が選ばれる5つの理由










医師・スタッフ紹介

神戸市東灘区、JR摂津本山駅南口駅前(阪急岡本駅徒歩5分)の心療内科、精神科です。 平成22年6月に開業しました。
長い間、大学病院での治療経験があり、その経験を活かし、その方に合った診断・薬物療法、こころの支えとなる精神療法(医師による心理療法)、丁寧な説明を心がけています。 (前職は兵庫医大で22年間勤務し、平成13年より平成22年まで講師でした) まずは、お気軽に相談しにご来院ください医院案内

- 医院名
- 大原こころのクリニック
- 所在地
- 〒658-0081 兵庫県神戸市東灘区田中町1-13-22 本山アーバンライフ115
- TEL
- 078-862-1501
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
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09:00~12:00 | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
16:00~19:00 | × | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | × | × |
診療案内

不安緊張について
現代においては不安は、心療内科・精神科領域で重要なテーマですが、その歴史はあまり古いものではありません。ベアードBeard(1839 -1883)が文化による消耗として神経衰弱症を取り上げ、その構成要素として、病的不安、強迫症状などが扱われ、1894年にフロイトが、不安神経症を神経衰弱症から分離した、という歴史があります。
うつ病、うつ状態
うつ病は、意欲がでない、気分が落ち込む、眠れない、死にたくなる、などが主症状で、最近は一般の方にもよく認識されています。
認知症について
認知症という言葉は2004年頃に導入されたもので、医師が使用する用語としては当初より抵抗感があったことを記憶しています。しかし最近では認知症という語は定着し、痴呆症という用語に絡み付いていた否定的なものが取り払われた感があり、言葉の持つ力に驚かされます。インタビュー
